新潟市のファイナンシャル・プランナー(FP) 石井順子 の日記
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少子化は想定より加速しています。子どもが生まれるには…FP石井順子のいいたい放題
2025.03.01
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先日、2024年に日本で生まれた
子どもの数が9年連続で
過去最低を更新したと発表されました。
全体で72万988人。
日本人だけだと70万人を割りそうです。
政府の想定より15年早いよう。
このままでは日本の人口が
想定より速いスピードで減るようです。
国立社会保障・人口問題研究所
ホームページ(https://www.ipss.go.jp/)
日本の将来推計人口(令和5年推計)
によると
出生数が少なく推移した場合は
2052年に1億人を割り
2070年に8024万人になるとのこと。
どのくらいの都市が消滅するのでしょう。
このままでは社会保障の存続が
危ぶまれます。
年金の受取額も減らさざるを得ないでしょう。
みんな困りますよね。
関連して婚姻数も戦後2番目の少なさです。
コロナ禍の影響で減ったままなのでしょうか。
人との出会いも減ったのでしょうか。
国の政策、異次元の少子化対策も
効果なしでしょうか。
赤ちゃん、どうやったら増えるでしょう。
私たち世代でも話しますが、
現状の日本の世の中なら
子どもを持つことが貧困につながり
怖くて産めないよね、っていう結論です。
たぶん若い人たちもそういう気持ちが
あると思います。
女性が自分一人で生きていくのであれば
安定した収入とやりがいのある仕事は
大事です。
子どもを産み育てることは
女性にとって相当なリスクです。
人口減少の中、理想の結婚相手が
見つかりやすいかと言えば
難しいと思います。
結婚が減っているのは仕方ないです。
結婚の時期が遅いから晩婚晩産で
不妊治療が必要になったり
出産時に母子の健康が危ぶまれたり
経済的に出産をあきらめたり
いろんな悲しい問題が出ます。
結婚を前提とするから
子どもが増えないというのも
あると思います。
医学では不妊治療やら子宮移植やら
進歩した手当が受けられます。
女性はその先の安心を望んでいます。
結婚していようがいまいが、
共働きであろうがシングルマザーであろうが
女性が安心してストレスなく子どもを産み
育てる環境があれば
ママも赤ちゃんも幸せです。
そのような想像力が
大勢の中高年男性や少数の女性が中心の
日本の政治の世界では
圧倒的に足りないのだと思います。
政治家の先生たち、想像力を養って、
なんとか人口減少を止める方法を
考えてみてください。
もっと貧しくて切ない世の中が来る前に
美味しいものを食べたり、楽しいことを
少しだけしておきたいと思う
今日この頃です。
お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!