新潟市のファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）　石井順子 | 日記 | 高額療養費改正は治療の中断につながるか…FP石井順子のいいたい放題

今日はデスクワークでした。
テレビで国会中継があったので
聞きながら仕事をしていました。

今日は植田総裁の発言があったり
盛りだくさんだったのですが
一番興味深かったのは
高額療養費制度改正です。
野党の方たちは
この改正で治療をあきらめる人もいると
8月の改正を中止するように求めました。

改正は今年の8月上げて
また2年後の2027年8月上げる
2段階方式です。
直近今年の8月からは
現在年収370万円以上770万円未満は
80,100円が88,200円
ちょっと上がります。

これが2027年の変更で
年収650万円から770万円未満になると
138,600円です。
ひと月58,500円も上がります。

高額療養費制度は4月目からは
ずいぶん下がります。
現在80,100円なら44,400円です。
本来なら4月目以降も改正の予定
だったのですが
ここは現行通りということみたいです。

ただもともとの3回目までが
随分上がってしまったら
上限に届かなくなり
4回目の該当になかなかならず
結局高い自己負担に
なってしまいそうです。
受診控え、治療中断、という方も
多くなってきそうです。

もう日本は長生きの国では
なくなるかもしれません。
円安、インフレの国、日本は
海外の薬も高値では買えません。
薬の売り渋りが発生しそうです。
最近はいろんな薬が不足しています。

アメリカみたいにお金が無くて
手術をあきらめたり
江戸時代みたいに、庶民は薬が買えずに
命を失うことになります。
AIが活躍する世の中で
がんは治る病気ではなく
死の不安が身近な病気に戻ってしまいます。

高額療養費制度ではなく
普段の無駄な診察や過剰投与の薬を
制限し
本当に治療を必要としている方を
救うべきです。

国民全体が健康保険制度に
過剰に頼ることなく
健全に運営できれば
助けられる人が助からない日本には
ならないはずです。
本当に必要な人に医療を届けるべきです。

健康を維持することは難しいです。
・食生活
・睡眠
・運動
生活習慣を見直す。
・休養を取って過労を防ぐ
・うがい、手洗い、入浴

小さい子どもの病気やけがを防ぐ
・食事や睡眠
・生活のリズム
・体力をつける
・生活全体を注意する
・親の都合で時間外の受診をしない

過剰な治療をせず
大量の薬を出さない
病院の姿勢も大事だと思います。
私たちも大きな病気に備える
資金の準備や
生命保険で少し備えることも必要です。

政治家ではない私が考えても
いろいろアイディアが出ます。
実行は難しいかもしれません。
ただ私たち日本は、
あのコロナウイルスに対しても
がんばって乗り切ったではないでしょうか。

政治に任せっきりにならず
この国をどうしたらよくなるか
国民がどうしたら幸せになれるか
考えて努力するべきだと思います。

お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて！