新潟市のファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）　石井順子 | 日記 | 多重債務、若い人やお年寄りが心配です…FP石井順子のいいたい放題

お金に困っている若者、高齢者が
増えているようです。
借金が膨らみ
いろんなところで借りてしまい
多重債務に陥る方が多いようです。

貸金業法が改正されるまでは
借り入れの金利も相当高かったようです。
バブル期まで都市銀行に勤務していました。
主婦のようなご婦人のお客様が
27日あたりに、たくさんの消費者金融の
振り込みを毎月していたことが
思い出されます。
多重債務者だったのでしょう。

2006年貸金業法が改正され
金利も見直され、融資を受ける人の
年収要件などが厳しくなり
借りにくくなりました。
そのおかげで改正後の多重債務者は
2007年の171万人から2022年の9.9万人と
94％以上の減少です。

全体ではとても改善されたようですが
自己破産者に占める割合で
20代と70代以上が増えています。
若い方はスマホで
借り入れが簡単にできたり
銀行のカードローンがお手軽だったり
することもあるでしょう。

高齢の方は、単身になって
収入の減少や家計が管理できないなどが
考えられます。
認知機能の低下もあるでしょう。

今は大丈夫な方も今後はわかりません。
債務の大きな原因、生活苦は
収入の減少があります。
仕事を辞めたり、会社が倒産したり
大病や事故も予測は尽きません。
災害もあります。
健康や財産を喪失することは
収入減以上にお金を失います。

失業などの不測の事態に耐える
手元資金は大丈夫でしょうか？
最低3ヶ月分の収入は
預金など流動性があるもので
確保してください。

手元資金が不足している場合は
必要最低限の保険で手当てもできます。
貯蓄ができていないのは
家計がちゃんとしていないからです。
貯蓄ができていない人も
借り入れが増えて困ってる人も
まずは家計を見直しましょう。

収入が少ないなら支出を減らす。
支出を増やしたいなら収入を増やす。
がんばりましょう。
成人年齢が18歳に引き下げられました。
借金も自分でできるようになります。

知識のない若者には親や先輩、上司などが
お金のことを教えてあげてください。
不安な大人はFPにお尋ねください。

お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて！