新潟市のファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）　石井順子 | 日記 | 日本での投資、肯定否定の温度差、政治家編…FP石井順子のいいたい放題

今日もまたテレワークだったので
国会中継の放送をちょっと見ることが
できました。
面白い話だったので
ちょっとだけ見入ってしまったのですが
物価高、生活苦、投資の話題でした。

政府が目指す貯蓄から投資。
野党の方がおっしゃっていたのは
大勢の生活苦の人たちが
一生懸命なけなしのお金を貯めて
それが1,000兆円、
それを投資に回すなんてありえない、
運用して損したらどうするんですか！？
元本は保証されないんですよ！

すごくシャウトしてらっしゃったと
思います。
そもそも政治家の常識のある方たちが
いまだに投資の知識を
お持ちになっていないのが驚きです。
今、高校で投資の授業が始まっています。
まだそこまで習っていないと思いますが
きちんと投資について学習した
高校生たちが聞いたら
驚きのセリフかもしれません。

昭和の時代は、銀行預金をしておけば
きちんと利子がついたので
インフレを対策する必要もなかった。
終身雇用制で真面目に働いていれば
退職金もあり、公的年金だけでも
十分だったでしょう。
今ほど長生きではなかったし。

昭和の金融機関が
運用していた時代とは違い
令和は自分で投資して
資産を増やす必要が出ました。
つみたて投資で長期分散投資をすれば
多少パフォーマンスの悪い投資信託を
買い続けていても
きちんとゴールで成果は出るはず。
一括投資とは違い、時間の武器があれば
運用は成功します。
つみたて投資は大きなお金はいりません。
少額から誰でもできます。

ただ投資はこの時期にこれだけ儲かる、
ということがわかりません。
リーマンショックやコロナショック、
ウクライナ戦争があり
そのたびに相場は下がります。

人が病気に罹ったり、
事故に遭ったり
いろんなアクシデントがあるのと一緒で
来年のことなんて円高なのかすら
世界のことは誰にもわかりません。
ただアクシデントを乗り越える力があるのが
つみたて投資です。
アクシデントがあればあるほど
回復した時に大きく成長が実感できるのが
つみたて投資です。

今日の国会を見ていて議員さんでも
老後の資産形成は預貯金なのか？って
びっくりです。
国民の代表は国の現状に目を向け
どうやったら遠い将来まで
日本が消滅せず、子どもたちが育っていくか
真面目に考えていいただきたいです。
ぜひ高校の教材で
投資の勉強をしていただきたいです。

お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて！