新潟市のファイナンシャル・プランナー(FP) 石井順子 | 日記 | 山口、阿武町の公金誤給付4630万円を返してくれない彼…FP石井順子のいいたい放題

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新潟市のファイナンシャル・プランナー(FP) 石井順子 の日記

山口、阿武町の公金誤給付4630万円を返してくれない彼…FP石井順子のいいたい放題

2022.05.18

山口県の阿武町の事件は
世間を騒がせていますね。
私もファイナンシャルプランナーとして
本当に関心があります。

阿武町の皆さんに配られるコロナ給付金が
間違って一人の男性に4630万円
振り込まれてしまった。
これくらいだったらありがちな間違いです。
事件になったのは
お金を返してもらえなかったことです。

阿武町は今回のニュースで初めて聞いた地名。
普段はのどかなところなんでしょう。
町民の皆さんもさぞ驚いたことでしょう。
町の関係者の方たちも穏やかな雰囲気。
すぐに回収できなかったのは
優しすぎたからかもしれません。

間違えたほうが悪いとは言いますが
人間だもの、間違いはあります。
私も銀行員だった時、よく大きく間違えて
会社をつぶす気か!って怒られていました。
銀行はけっして間違いが許されない業務。
部下のやった仕事は必ず上司がチェックします。
それでも発見されず間違えることは多いです。
昔は手作業が多かったです。
そろばん使っていました。
平成の初期、バブルの頃です。

幸いなことに間違えたお金は
引き出されることなく戻りました。
だから平和な私が存在します。
今回はちょうど悪い人の口座に
振り込まれてしまったのでしょうね。

悪い人といっても悪人ではなく
お金の価値観がちょっと
間違っていたんでしょう。
このタイプは金融機関勤務は
絶対向かないですね。
いつもドキドキしてしまうでしょう。

金融機関に向く人は
人のお金にドキドキしません。
人のお金は「物」ですね。
自分が人生で手にしないようなお金を
毎日動かします。
ほんの少し、勘違いする人が
間違いを起こして罰を受けます。

返してくれない彼も、きっとご自身を
被害者だと思っているかもしれません。
誤給付さえ起らなければ
平穏な生活を送っているはず。
でも事件は誰にでも起こるもの。
大人になって善悪の区別がつかないと
本当に残念です。

お金を得るということは
収入です。
自分で稼ぐか人からもらうか。
そこに税金や社会保険料などが発生します。
盗んだお金はもちろん、拾ったお金も
自分のお金ではないです。
今回は拾ったようなものですね。

持ち主の方が喪失したことにより
大きなダメージを受けていることを
想像してください。
もし自分のお金を間違えてしまったら?
相手の立場になって
考えていただきたいです。
罪を償うだけでなく
想像力を養って相手を思いやる人に
なっていただきたいです。

そもそも小さい時にお金の教育を
受けてこなかったのではないかと思います。
難しいことではなく、親が働いて
お金を得て育ててくれる、という単純な
ことの理解です。
カジノで使ったのが本当だったら
お金のありがたさをわからないのでしょう。
苦労して働いたお金を一瞬で使うなんて
ありえないですよね。

この24歳の男性は、今回の事件で
相当なデメリットを背負うはず。
人生まだまだ先は長いです。
本当に全部使っちゃったんでしょうか。
ごめん、お金ありました、っていって
返してくれたらいいですね。
そうしたら少し罪は軽くなるようです。

がんばれば5年くらいで稼げるお金のために
これからの将来を困難にしてしまった残念さを
いつか理解してくれる時が来ることを祈ります。

お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!



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