新潟市のファイナンシャル・プランナー(FP) 石井順子 | 日記 | 戦争の合間に悪い円安がやってきて円売りが加速しそう…FP石井順子のいいたい放題

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新潟市のファイナンシャル・プランナー(FP) 石井順子 の日記

戦争の合間に悪い円安がやってきて円売りが加速しそう…FP石井順子のいいたい放題

2022.04.29

円安が加速しています。
今はとうとう130円を超えています。
今年3月110円台だったドル円為替相場。
わずか2ヶ月で10円以上円安です。
このような急落は見たことないです。

為替相場を振り返ってみれば
リーマンショックの少し前円高が進み
1ドル100円くらいになりました。
証券会社で米ドルを外貨建てMMFで
まとめ買いしたのを覚えています。

その後リーマンショック、東日本大震災で
円高が進行しました。
最高の円高が2011年10月31日の
1ドル75.32円です。
そのあとアベノミクスで円安に戻し
日本経済が立て直された感じでした。

昔は円高だと景気が悪いとされていました。
輸出の場面では円高だと不利です。
ただ最近は輸出企業が海外に拠点を移していて
円安が以前のように求められていません。
逆に資源や食料品を輸入に頼っているので
円安ですべてのコストが上がり
企業にもダメージ、個人の家計にも
値上げの嵐で
悪い円安が到来です。

ウクライナ戦争やコロナの影響で
原油や食料品は高騰です。
物価が上がっているのだから
賃金も上がってほしいですが
もう30年くらい上がらず
平均400万円です。
景気も悪く、金利も上がりません。

海外は利上げが進んでいますが
日本では金利がつきません。
金利の安い円を売り
金利の高いドルを買うということで
さらに円安が進みます。

預貯金では金利がつかず
お金は働いてくれません。
その中で最近まで世界の金利も
低かったです。
このところ、日本を除き先進国の金利は
上がってきました。
いよいよ円の預金から
ドルの金融商品へ
お金が動いているということです。

普通であればこのように
円安が進行していれば
ドルを買うのはためらわれます。
ドルは円高で買ったほうが
たくさん買えるからです。
それでも最近はドルへの投資が
急拡大のようです。
それだけ円で持つことが
不安視されていることがわかります。

私自身も米ドルで若干資産を持っています。
円高の時期に購入しているものもありますが
毎月積み立てているものもあります。
積立に関して円安の時期には
少し嫌な気分になりますが
このように円の暴落を見ると
もう少しドルを持ちたいという不安に
かられます。
今の日本はそんな感じだと思います。

今後、為替相場はどうなるかわかりません。
ただ一度イケてない円に
なってしまっているのだから
イケてる円に変化しない限り
為替相場も円高にならないのではと
思っています。
円を売ってドルを買いまた円に換える、
という計画だと為替のことが気になります。

円を売ってドルを買ったら
資産として持ち続ければ
為替のことをくよくよしなくてもいいですね。
だって米ドルは資産としては円より優れています。
今後強い円が登場することを
期待します。

お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!






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