新潟市のファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）　石井順子 | 日記 | 吉野家炎上に見る日本の女性蔑視…FP石井順子のいいたい放題

ウクライナでは大変な戦いが
起こっているという中
日本ではまた情けない事件が
話題になっています。
吉野家の常務さんによる不適切発言です。

早稲田大学の社会人向け講座、
マーケティングを学ぶ有料講座
38万円払って参加するようですが
事件はその講座で起きました。
吉野家の常務が
生娘をシャブ漬け戦略として
田舎から出てきた右もに左ももわからない
若い女の子を牛丼中毒にする、
男に高い飯を奢ってもらえるようになれば
絶対に食べない、
との発言だったそうです。

現場ではうけていたようですが
なぜその場でその発言を
注意する人がいなかったか、それも残念です。
一般の女性であれば
「何を言っているんだろう」という
感じになりますよね。

この役員の方は、いろんな会社で
活躍してきたスペシャルの方だと聞いています。
ただ、このようなお話をされるということは
普段からそういう考えなんでしょう。
この発言で一瞬で吉野家から縁を切られました。
どんなに吉野家で偉業をなしても
たった一度の失敗で
取り返しがつかないことがあります。

この、女性がバカにされている発言、
たぶんまだまだ日本では
このように思われているんでしょうね。
発言した段階で、だれもストップするよう
止めなかったことでわかります。

日本の世の中に浸透する女性蔑視は
簡単には無くなりません。
今回の事件で思い出されたのが
森元総理の東京オリンピックの時の
女性蔑視発言の数々です。
わきまえる女性なんかが懐かしいです。
森さんは高齢で、女性が平等でなかった時代も
長く生きてこられた方。
そういう発言が出てしまうのは仕方ないかなと
甘く思ってしまいます。

ただ今回の発言は、
現代にバリバリ活躍する方です。
だから、いくらジェンダーが、とか言っても
日本の世の中はまだまだなんだ、というのが
実感です。

世の中にインターネットが発達し
SNSの力も恐るべしと思ってしまいます。
いろんな大人の方たちも
このようなことがあったんだよ、
ということで
自分たちの考えをちょっと改めなければ
今の世の中には
受け入れられないんだということを
学ぶ時代なんでしょうね。

そういうことが世の中にもっと
浸透してくれたら
女性はでしゃばるな、男の後をついてこい
気を利かせろ、
などの発言や考えが
少なくなってくれるでしょうか。
ゆっくりでもいいから進んでほしいです。

女性の方も、バカにされているんだから
見返してやりましょう。
ちゃんと勉強して、力をつけて
仕事をバリバリして
男にお金を頼ることなく
上手い飯は奢ってもらうんではなく
好きな時に好きなものを自分のお金で
遠慮なく食べましょう。
そうすれば将来お金で苦労することも
ありません。

お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて！