新潟市のファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）　石井順子 | 日記 | コロナ時代の介護はなる方もする方も辛い…FP石井順子のいいたい放題

敬老の日を迎え
お年寄りが増えたなと実感しました。
現在65歳以上の高齢者は
約3割になりました。
元気で長生きならいいですが
介護になる方も多いです。

親が介護になった場合
子どもが面倒を見るのが一般的です。
子どもが働いていれば
専業主婦のお嫁さんが
介護担当でしょうか。
独身ならば仕事を辞めて
介護でしょうか。
介護による離職を防ぐため
国は介護に関する休暇を整備しました。

子育てと介護、似て非なるもの。
子育ては親に養育義務があります。
介護は誰が面倒を見るかでもめます。
子育ては笑顔になりますが
介護は笑顔が消えそうです。
子育てはいつか終わります。
子どもは成長します。
介護はいつまで続くか予想できません。
子育ては妊娠してから準備ができます。
介護は突然リアルな現実がやってきます。

お金、体力、時間全て奪われます。
それから人の心。
仲の良い親族がギクシャクしたり。
そのような状況で強い味方が
介護休業や介護休暇です。
以前はほとんど離職でした。

介護休暇、介護休業は似ていますが
全く違う制度です。
介護休業は通算で93日まで休めます。
給与の６７％の
介護休業給付金を受け取れます。

介護休暇は年5日取得できます。
無休ですがパートやアルバイトも
利用できます。
その他、短時間勤務や
フレックス、時差出勤、
介護サービス費の助成など
会社は従業員が利用できるように
しなければならないし、
残業や転勤も配慮しなければいけない。

従業員が会社に介護の休暇申請等行うのは
ハードルが高く
まず自分の有給消化から入ることが
ほとんどのようです。
コロナの時代は
介護施設が休業したりで
家族の負担が増すことが多いようです。
また面会も制限され
認知症などが進みやすいみたいです。

親に介護資金の準備の余裕がないと
入院費や施設費用などの負担を
子どもが求められる場合があります。
悩んでいるけど相談できる人が
なかなかいないようです。
まずは冷静に、公の窓口
ケアマネージャーなどに
相談してみるのもいいでしょう。

介護のこと、
悩んだらFP石井順子に聞いてみて！