新潟市のファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）　石井順子 | 日記 | 銀行とは今までのように付き合えないかも…FP石井順子のいいたい放題

どうやら銀行というものが
ずいぶん変わりそうな気がします。
私も長く銀行員だったので
少し戸惑っています。

今では預金利息も
付かなくなってしまっていますが
とりあえず預けておけば
郵便貯金のように時効もないし
元本は減らないから安心っていうのが
銀行でした。

マイナス金利下で
経営が危うい銀行業界が
経営を健全化するために
来年から手数料を引き上げるようです。
今まで無料だったコンビニATM手数料が
有料になったり
振込手数料や海外送金手数料が
上がっていくようです。

極めつけは使っていない口座に
手数料をかけるというもの。
一定期間取引がなければ
口座管理料をかけていうとうもの。
年間１０００円ほど。
自動的にひかれて
残高が無くなると自動的に解約される。
厳しいですね。

私が行員の時は
とにかく預金をたくさん集めるのが使命でした。
今の銀行はお金を集めて貸す仕事が
上手くいっていません。
だから投資信託や保険の販売を
がんばっています。
銀行にたくさんの預金はいりません。

まだまだ日本は現金主義。
現金のほうが堅実に
家計をやりくりできそうです。
そうも言ってられない時代ですけど。
現金主義を支えるのが
銀行の役割だと思っていましたが
コストが大きくなると
防衛を考えなければいけないかも。

ネットバンキング、スマホ決済など
逃げ道はありますが
高齢者を守ることは
ますます難しいです。
金利もつかない銀行に
たくさんお金を預けるのも
いかがなものかということ。

銀行以外に安全に
お金を預かってくれるところが
見当たりません。
短期の債券投資とか
安全性に配慮して
運用を頑張りますか。
以前は考えなくてよかったお金の問題が
最近はたくさんあります。

これだけは言えます。
たくさんの使っていないお金を
銀行預金だけに置くのは
お金が働けなくて残念です。

マネープラン、悩んだら
FP石井順子に聞いてみて！