新潟市のファイナンシャル・プランナー(FP) 石井順子 の日記
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社会保障改革、病院で処方された薬が値上げ…FP石井順子のいいたい放題
2019.08.26
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社会保障改革が進みそうです。
厚生労働省が医師の処方する
軽症向けの市販類似薬について
患者負担の引き上げを
検討するようです。
具体的には
湿布やビタミン剤
漢方薬や皮膚保湿剤
花粉症のお薬も対象の案が
出ています。
処方箋なしの
市販薬で売っているものが
対象のようです。
現行では市販薬より
病院で処方してもらったほうが
健康保険適用になり
割安ということです。
現役世代の負担は3割ですが
普通の75歳以上のシニアで1割です。
病院にかかったほうがお得ということで
安易な通院になってしまいます。
どのくらいの上乗せか
1割、3割の定額負担率は据え置き
1回500円など
定額負担の上乗せが検討されるようです。
市販薬があるのに病院で処方される薬代は
年間5,000億円超です。
薬屋さんで湿布を買うと2500円でも
病院で3割負担後96円です。
今はとてもいい制度です。
でも保険財政は悲鳴を上げています。
このままでは保険制度が崩壊します。
本当に大変な病気を抱えている人が
お金がなくて医療行為を受けられない
ということにならないよう
制度は守っていかなければいけません。
制度改正は仕方ないです。
国民一人一人の意識も
問題です。
日本の社会保障が大変なこと
どのくらい認識されているでしょうか?
ちょっと具合が悪いくらいで
簡単に病院にかかっていませんか?
特に小さいお子様がいる家庭、
風邪気味だけど
市販薬を買うより
病院にかかるほうがお得なんて
思っていませんか?
高齢のおじいちゃん、おばあちゃん、
ちょっと具合が悪いくらいで
病院に行っていませんか?
健康診断で生活習慣病を指摘され
生活を見直すことなく
安易に病院で出された薬を
飲み続けていませんか?
医療費に関しては
国民の努力で削減できそうです。
健康に気をつける生活をしませんか?
・生活習慣
・食生活
・睡眠
・休養
・運動
・ストレス
個人の努力で改善できます。
国民が健康であることは
国にとっても大きなメリットですが
個人にとってもたくさんのお得があります。
健康であればたくさん働けます。
医療にお金がかかることもないです。
体調が良いとか病院にかかるとかがなくなれば
時間も有効活用できます。
時間とお金の余裕が生まれれば
もっと人生が楽しくなります。
本当に大変な治療をしている方が
困らないように
普通に暮らしている方たちの努力を求めます。
ライフプラン、悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!